今の問題を明示するイメージをお守りにすると解決に至ります。これは標語の働きに似ています。交通事故の多発する交差点の看板はそこの問題を明示しているので、通行する人たちの注意を促して、結果的に事故を防止できているわけですね。

水地比なる卦の上側は、水は陰−陽−陰で艱難・障害の意味します。おどろおどろしい感じを与えます。八卦で水の卦が良い意味を指すのはまれです。そのような卦がここでも上手く利用できます。

下の卦、地は陰−陰−陰で力なく受け入れる状態の意味だとされており、自分の力がまったく及んでいない様子を表しているのです。つまりは大問題を目前に控えて、自分に力が足りないと宣告しているのです。

確かにこの卦は形は力なく障害をだくだくと受け入れるように見えるのですが、卦につけられた名前がそこに隠された重要な意味を暗示しています。隠されているだけに秘術と言えるかも知れませんね。

水地比の比は「比翼の鳥」の意味。白居易の言葉ですが、2羽で飛べる伝説上の鳥だそうです。「連理の枝」という、根が1つになっている2本の木とセットになった言葉でもあり、一緒に生きている様子をしています。

確かに1羽だと飛べないのは問題、障害であって解決できないことなのですが、同じ問題を抱えている相手がいれば、一緒になって大空を飛ぶこともできるようになる仕掛けですね。

ふさわしい相手と協力して飛べるのは大きな喜びです。結婚生活も同じだと思います。女性がふさわしい相手を見いだした時の喜びが空を高く飛ぶような人生の原動力になります。

ただし、ライバルでは比翼にならないということも注意しておいた方が良いでしょう。比翼の鳥であっても右側が揃っても、上手く飛べるはずがありません。競い合う関係を避けるべきなのです。

信頼できる相手でなければ比翼にならないのは当たり前だと思いますが、これも覚えておいて頂きたいことです。問題があるとつい焦ってしまうのが人間で相手を確認せずに飛び出してしまうような事態が時として起こります。結果はわかりますよね。

相手に欠点があってもお互いが補い合えるのが大切です。むしろ欠点がなければ、互いに関与し合うきっかけもないという心配も出てくるのではないでしょうか。助け合える相手はとても貴重な存在なのです。

この親しむ形では、問題の共有と共働がお薦めです。女性の思いを満たすのにヒントとなっている気がします。比翼は背負って飛ぶのではありません。一緒に飛ぶんだという関係が大切なのですから、相手の能力を必要としているのです。

目上の助言を求めるとさらに良い結果を招くでしょう。孤立しないための心得だと思ってください。目上とされる人たちは私たちより圧倒的に人とのコネクションが多いはずで、その分、問題解決に繋がる知識も持ち合わせているのです。

この卦を頼りにお互いが補える関係かを再確認すると良いでしょう。一方的に助ける関係では長続きしません。一方的であることは問題をはらみやすく、気づきにくいのです。一人だと問題を解決できないということをしっかりと認識するようにしたいものです。

何度か女性が、せっかくの式場打ち合わせなのに予定に遅れてくる彼氏はどうなのかと相談されたことがあります。比の大原則が誠実さです。これがなくては比は成立しません。そして誠実さを示す行動で一番簡単なものが時間を守るということです。

時間を守ることが相手に対する誠実を表す第一歩ですよ、男性方。女性を幸せにするのであれば、まず誠実であることがなによりですよね。その責任は男性側にあるはずです。先ほどの女性にはすぐに別の男性にするようにお勧めしました。