大学の学園祭で無料占いをやり続けていると、多くの心配事に出会えます。沢山の方のご縁を頂くことができて、楽しいこと満載といった感じで、随分長い間やってまいりました。その中でも受験生と思しき学生風の人たちや子供を連れたお母さんたちの願いは志望校合格です。

でもそんな相談事をお受けするたびに、学業達成の運っていったいどういうことだろうなんて、考え込んでしまったりします。答えは決まっているような気もするからです。頑張ればなんとかなるよというのがそれ。

それはわかっていても、気になるのが学業運というやつ、という訳で今回は学業を始め、ともかく何でも成功したいと願う人たち向けの卦をご紹介しようと思うのです。それは火天大有(たいゆう)。

上卦は火を表す離(り)卦。賢明さを示しているとされます。離卦は陽−陰−陽になっていて、中が柔やら陰やらを意味し、目や美しさをも意味します。転じて聡明さ、賢明さを表し、輝く光を宿しているかのようです。

対する下卦は天を表す乾(けん)卦。威厳・決断を暗示します。陽−陽−陽であり、欠けたところがありません。ここから玉であったり、球体、あるいは天を象徴します。堅く確かな様子として説明される場合もあるようです。

離明の徳があれば、万事に迷うことがないのは当たり前の真理でしょう。その上、行動は乾の健やかで、怠惰にならないとなれば、何事でも大いにもつことになるに違いないのです。これが大有という卦の意味になります。

もちろん学業は自分の努力がすべてであって運に任せるものでないですが、大有には下卦の乾が示すように健全なる努力が付き従っているのがポイントになります。努力の上に大有が成立し、学業が成功裏に達成されるはずです。

強情さは学業の敵です。一旦決めたらてこでも動かない頑固さが美徳のように語られたりしますが、これはあくまでも方便だと考える方がよいと思います。学習の本義は変化にあって、頑固さとは相容れないからです。柔らかく受け入れる聡明さが必要ですね。

離は着き離れる意味で、臨機応変に目標を設定することを暗示しています。健全、万全な努力が生かされるのは、明確で適切な目標があってこそ。強弓でも的外れであれば、役に立つことがないのと同じことでしょう。

成すべきコトを斑なく、確かなものとする学習が必要です。前述のような相談をされる方、受験生なら本人に、子供さんならご両親に対して学習のコツをアドバイスする時もあります。

まずは全体的な概略を理解してから詳細を見る順番で学習するのが大切です。ものごとの意味は全体との関係でなり立っているため、正しい理解のためには全体に対する理解がどうしても欠かせないからです。

記憶が苦手だと嘆かれる方もいらっしゃいますが、このことにお答えするようでは、もはや占いではなく学習相談になってしまいそうです。それでも、記憶は訓練で上手になるイマジネーション技能だと説明させて頂いてます。

映像化する工夫をすることで記憶力は随分と違ってきます。文字と音声と映像を組み合わせることで記憶が強化されます。繰り返しの方法にも工夫の余地があります。

大目標と小目標の組み合わせを工夫するのも大切な要領です。小さな目標をたくさん達成する方が、大きな目標を一つ達成するより容易になります。なので小さな目標を積み上げることで大目標を目指すのです。

運は流れます。運は固定的な命ではありません。同じ時代をさまざまな人が生きており、それぞれに運が良かったり悪かったりするのですから、自分も同じように運が変動すると考えるのが合理的です。なので考え方と行動で好転させることもできるのです。